一般社団法人日本福祉用具供給協会

参考データ

複数の用具の併用による効果

  年齢 性別 要介
護度
利用している福祉用具 ADLの変化 効果・変化の内容など
起居 排泄 移動
1 93 2 要支援 車いす・
歩行補助具
一部介助
→見守り
高齢者で介護者も福祉用具を効果的に用いることでお互いの負担軽減がはかれる。また通院時に今までタクシーを利用していた所車イスを用いるようになり、風を感じたり季節を感じる。家族との会話が増えるなど精神的な安定がはかられるようになった。また歩行器を使い自由に動けるようになると、急な天候の変化などで洗たくを取り入れ家族から感謝され家族の一員として実感でき、それ以降、積極的に家事を行うなど意識の変化が見られた。家族も何か家事をまかすことで介護される人する人のわけ方ではなくお互い助けられて生活できているということが感じられ良好な関係となっている。
2 56 2 要介護
2
車いす・
特殊寝台・
歩行補助具
一部介助
→自立
一部介助
→見守り
トイレへはほぼ全介助であった移動が日中は見守り、夜間はポータブルトイレや一部介助にてOKとなった。当初本人の意欲が少なく精神的に内向的となっていたが、自宅での用具利用の効果から少しずつ介助者から自立していき、外出サービスや訪問サービスを導入して意欲向上し、介助者の負担も軽減された。
3 92 2 要介護
2
車いす・
特殊寝台・歩行補助具
一部介助
→自立
全介助
→見守り
高齢の母親を介護する初老の子供にとって身体的な負担より心理的な負担の軽減の効果が大きい。長期間に及ぶ介護生活を第三者の介入を極力少なくしても持続出来る様になっている。
4 70 2 要介護
2
特殊寝台・
歩行補助具
一部介助
→自立
一部介助
→自立
起居動作の介護負担が全くなくなった。ADLの向上が著しく、介護度も介2→支2に上がることができた。ベッド、歩行器共、身体状況的に不要となり、11月末に解約となった。
5 70 1 要介護
3
車いす・
特殊寝台・
歩行補助具
一部介助
→見守り
一部介助
→見守り
全介助→
一部介助
起居動作に介助が不要となった。 積極的に行動するようになり、生活にも張りが出て、表情も明るくなった。 又、介助者の介護負担軽減により、コミュニケーションがより多く、より楽しい生活となった。
6 80 1 要介護
3
車いす・
特殊寝台
一部介助
→自立
全介助
→見守り
全介助
→自立
日中在宅時は独居状態になるので起居動作、移乗、移動が福祉用具で出来ることで、家族の介護負担もなく、自立した生活が送れている。
7 70 1 要介護
3
車いす・
特殊寝台
一部介助
→見守り
一部介助
→見守り
特殊寝台の利用は、離床を促すのに、大きな効果があった。体調が良い日は長距離も歩けるようになってきた。また夜間のトイレにも妻の介助なしで行える時もあり、介助者への負担も軽減された。車いす利用頻度も高く、外出に意欲的になったと言える。行きつけの喫茶店ではコミュニケーションの場としても効果が高く、本人の生活パターンの一つになっている。
8 84 1 要介護
4
車いす・
特殊寝台
一部介助
→自立
一部介助
→自立
一部介助
→自立
ベッド上での起居、ベッドから車いすへの移乗動作及び室内移動が自立した。介護負担が大幅に軽減されて精神的余裕ができた。 本人の行動意欲も増し、気を遣わずに、車いすへの移乗やトイレへの車いすでの移動もできるため、利用開始時よりも性格がおだやかになった。
9 96 2 要介護
5
車いす・
特殊寝台・
歩行補助具
全介助→
一部介助
全介助
→自立
全介助
→口頭指示
床ずれ改善、離床時間増大、発語増加、表情が豊かになった。介護者の負担が劇的に軽減され、利用者に対する接し方に余裕がみられるようになった。
10 90 2 要介護
5
車いす・
特殊寝台
全介助→
一部介助
一部介助
→一部介助
行わず
→一部介助
本人が意欲的になってきた。車いすに移ったり、お気に入りのソファーに座ったりする事ができるようになり、本人・家族の双方が前向きになっているのを感じる。